政府が新元号を4月に決める際に有識者懇談会などへ示した最終候補6案の考案者と出典の全容が判明した。「英弘」「久化」「広至」「万保」の四つは宇野茂彦中央大名誉教授(中国哲学)が提出。「令和」は中西進大阪女子大元学長(日本古典)、「万和」は石川忠久二松学舎大元学長(中国古典)と確定した。出典は国書(日本古典)と漢籍(中国古典)が各三つだった。政府関係者が5日、明らかにした。
英弘は「古事記」の中から天武天皇の業績に関する一節、久化は「明治」「大正」の出典と同じ漢籍「易経」からそれぞれ引用。広至は「日本書紀」と「続日本紀」、万保は中国最古の詩集「詩経」だった。
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