産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が3、4両日に実施した合同世論調査では、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割り込んだ7月の参院選の結果を「よいと思う」と評価する回答が半数を超えた。一方で各党に改憲議論の活発化を求める回答は6割を超えており、憲法改正には慎重でも、議論を深めることへの理解は広がっていることがうかがえる。
改憲議論を活発化させるべきだと思うかとの質問に「思う」と答えた回答を支持政党別に見ると、自民党が72・8%で最も多かった。改憲勢力の日本維新の会が70・7%で続いたが、公明党は58・0%にとどまった。
憲法改正には慎重な野党の支持層にも、議論を深めることは必要との認識は浸透しているようだ。議論の活発化を求める回答は、国民民主党、共産党支持層で3割に満たなかったが、枝野幸男代表が先の通常国会で衆参両院の憲法審査会開催に消極的だった立憲民主党の支持層では54・6%に上った。
改憲議論の活発化を求める回答を年代・男女別で見ると、男性は30代を除く全ての年代で6割を超えた。女性は50代が最も多く73・6%だった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース