19都道府県で緊急事態宣言が延長された初日の13日、分散登校や臨時休校などをしていた学校の一部で通常授業が再開した。夏休み明けの1日から中3以外を休業としていた東京都足立区の小中学校では、約8週間ぶりに授業が始まった。
小中一貫校の区立新田学園(児童生徒数1803人)の2年生の教室では、1時間目に学活があった。大平美里主任教諭が「久しぶりだね。きのうはドキドキしましたか」と問いかけると、子どもたちは「ちょっと心配だった」「眠れなかった」と声を上げた。大平さんは取材に「登校日には不安な様子の子が少なくなかったが、思った以上に元気な印象。様々な子がいるので、きょう一日様子を見たい」と話した。
足立区の小中学校では希望者は自宅でオンライン授業も受けられる。同校では約16%が選択し、この日から各教室でスタートした。回線がつながらないなどのトラブルも想定し、7日には動画投稿サイトにオンライン授業について説明する動画をアップし、保護者に見てもらった。土肥和久校長は「対面と同じ効果は出せないが、様々なニーズがあるのでできることをやっていきたい」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル