車にしがみついた男性をスピードを上げて振り落として殺害しようとしたとして、警視庁は21日、住居・職業とも不詳の橋倉祐治容疑者(39)を殺人未遂容疑で緊急逮捕し、発表した。「殺すつもりはなかった」と供述しているという。
王子署によると、橋倉容疑者は21日午後4時ごろ、東京都北区豊島4丁目の区道と都道で、自営業の男性(57)が車体にしがみついたままの状態で軽乗用車を約110メートルにわたって運転。男性を転倒させて殺害しようとし、左ひざに約2週間のけがを負わせた疑いがある。
この直前、私有地に無断で駐車していた橋倉容疑者に男性が注意したところ、橋倉容疑者は男性の胸ぐらをつかむなど暴行を加え、車で走り去ろうとしたという。
男性は、車外から橋倉容疑者の腕をつかんで車を止めようとしたが、橋倉容疑者そのまま発進させ、間もなく電柱に衝突。橋倉容疑者は車を降りて損傷の程度を確認すると、再び走り出したという。男性は車体にしがみついて停止させようとしたが、橋倉容疑者は車の速度を上げ、男性を振り落としたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル