15歳のあなたへ #裁判を見に行こう――。
東京都内に住む大学生が、すべての中学校で裁判を傍聴する機会を設けることを呼びかけるオンライン署名を始めた。原点にあるのが、自身が15歳の時の体験だ。
中央大学法学部の1年生、真栄田早希さん(19)は中学3年の時、初めて刑事裁判を傍聴に出かけた。夏休みの宿題で、どう裁判が行われているのか知りたいと、一人で東京地裁に向かった。
地裁のロビーに傍聴人用に備え付けてある「期日簿」(開廷表)から、傍聴する裁判を探した。テレビで詐欺被害に関する番組を見て関心があり、高齢者らに電話をかけて現金をだまし取った特殊詐欺事件を選んだ。
被告は、被害者からお金を受け取る「受け子」役の若い男性。背中を丸め、「貧しくてやってしまった」と小さな声で語った。
それまでは、報道などで「犯…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル