【動画】未明に火の手があがる住宅。ほぼ全焼し、2遺体が見つかった=近隣住民提供、遠藤雅彦・平山亜理撮影
甲府市の住宅が放火され、焼け跡から2人の遺体が見つかった事件で、山梨県警は13日、甲府市内に住む19歳の少年を傷害容疑で逮捕し、発表した。少年は12日、捜査本部がある南甲府署に出頭し、事情を聴かれていた。
県警によると、少年は12日午前3時40分ごろ、甲府市蓬沢1丁目の井上盛司さん方で、井上さんの次女の頭部を殴打するなどして負傷させた疑いがある。
同事件では、井上さん方の長女から「泥棒に入られた」と110番通報があり、その直後、井上さん方から出火して木造2階建ての住宅が全焼。焼け跡から2遺体が見つかった。井上さん夫妻と連絡が取れない状況で、県警は夫妻とみて身元の確認を急いでいる。県警は現場の状況などから、何者かが次女を襲った後に放火して逃げたとみて調べている。
井上さんは50代で、同世代の妻のほか、いずれも10代の長女と次女の4人暮らし。長女と次女は2階のベランダから外へ逃げ、長女が110番通報したという。
県警は目撃情報や周辺の防犯カメラの映像から、10~30代くらいの男が関与した疑いがあるとみて、捜査している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル