名古屋は「和菓子どころ」なのに、あまり知られていない。そんな思いにかられた名古屋商工会議所が今月15日から、ウェブサイト「なごや和菓子旅」(https://wagashitabi.nagoya-cci.jp/)を開いている。
豪華なモーニングや小倉トーストといった独自の喫茶店文化で知られる名古屋。その原型に和菓子文化があるとアピールして、観光客を呼びこみたい考えだ。
サイトには、名商の会員になっている和菓子店の情報を掲載。「小ざくらや一清(かずきよ)」「菓匠 花桔梗(はなききょう)」「むらさきや」「菊里 松月(しょうげつ)」(いずれも名古屋市)の各店について、春夏秋冬の季節ごとにつくる自信作を紹介している。
店の歴史や特徴の解説も添え、近くの観光地の情報も盛りこんだ。
今後は毎月1店のペースで掲載を増やす。複数の店をめぐるモデルコースの提案も計画している。
名商によると、江戸時代に尾張徳川家の城下町として栄えた名古屋では、お茶とともに和菓子を楽しむ文化が発展した。武家だけでなく、町人や農家にも広がり、それが現代の喫茶店文化につながったという。
名商会員の和菓子店は約50…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル