藤谷和広
【千葉】東関東自動車道の一部区間で12月1日から、法定の最高速度が時速110キロに引き上げられる。対象は成田ジャンクション~四街道インターチェンジの上り線20キロと下り線18・5キロ。県内の高速道路で、時速100キロを上回る最高速度が設定されるのは初めて。
県警交通規制課によると、実施後約1年かけて影響を検証し、事故やスピード違反が極端に増えなければ、さらに最高速度を時速120キロに引き上げる。一方、大型貨物車など一部車両の最高速度は現行の時速80キロに据え置く。
警察庁が昨年7月に決定した方針に沿う運用で、東北道や新東名の一部区間ではすでに最高速度が時速120キロに設定されている。
今回対象の区間は片側3車線で大きなカーブはないため、時速120キロでも安全に走行できるとみている。実際の走行速度も平均時速100キロ以上で、死傷事故の発生率は低いという。同課の担当者は「利便性を高めるためにも、実態に即した速度設定がふさわしい」としている。(藤谷和広)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル