井上潜、本田大次郎
国立の旭川医科大学(北海道旭川市)の学長選考会議(議長・奥村利勝同大教授)は15日、吉田晃敏学長が文部科学相に辞任届を出したことに伴い、次期学長を決める投票を行った。投票結果を踏まえて同会議で審議し、西川祐司・同大副学長(61)=病理学講座(腫瘍(しゅよう)病理分野)教授=を次期学長に選任した。西川副学長は同会議の前議長で、吉田学長の解任申し出を決めた。
同大によると、7月から次期学長の選考を始め、学長候補者の推薦を求めたところ、西川副学長と、長谷部直幸特任教授(66)、山本明美教授(63)の3人が推薦された。15日に教員や幹部職員ら391人による投票が行われ、8~12日には不在者投票もあった。
記事後半では学長選考会議の奥村議長の、会見での一問一答を掲載。議長が西川副学長を選任した理由などを説明しています。
有効投票数は361票で西川副学長が165票、山本教授が151票、長谷部特任教授が45票。結果を受けて学長選考会議で審議し、全会一致で西川副学長の選任を決めた。同会議は「ガバナンスの回復に向け強い使命感と意欲が確認された」としている。
学長選考会議は6月22日…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル