茂木克信
神奈川県藤沢市立中学校の40代の女性教諭が、中間試験の問題と解答の一部を複数の生徒に漏らしていた問題で、県教育委員会は29日、この教諭を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は同日付で依願退職した。
県教委によると、教諭は今月3~4日、3年生の英語の中間試験の問題に解答を書き込んだうえで、インスタグラムで生徒3人に送信。そのうち2人に別の生徒にも送るよう指示し、計6人に漏らした。他にも、8日にリスニングテストの解答を中間試験を送信した3人に事前に漏らすなどしていたという。
教諭は臨時的任用職員として2年前から同校に勤務し、6人とは1年生の時から関わっていた。教諭は「頼られているうちに保護者のような心情になり、少しでもいい点数を取らせてあげたくなった」と認めているという。(茂木克信)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル