新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者と同じ飛行機に搭乗し、濃厚接触者と確認された岐阜県の40代男性について、県は9日、コロナ感染が確認されたと発表した。検査では変異が確認されており、オミクロン株の可能性もあるとして、県がゲノム解析をして詳しく調べている。
県によると、男性は外国籍で同県海津市在住。オミクロン株への感染が確認された国内4例目の男性と同じ便で4日に成田空港に到着したが、入国時の検査は陰性だった。米ファイザー社製ワクチンを2回接種済みだという。
男性は県外在住の知人が運転する車で5日に県内の自宅へ戻ったが、7日から発熱やせきの症状があり、8日夜に県内の病院に入院。その後は37・9度の発熱と頭痛があるという。男性は一人暮らしで、県は濃厚接触者はいないとしている。ゲノム解析の結果は、早ければ11日夜にも判明する。
男性が感染者と同じ便に搭乗していた情報は、入国から約4日後の8日夜になって、厚生労働省から県に連絡された。古田肇知事は「引き続き県在住の方がいれば速やかに対応する。(国から)早めに連絡があればフォロー体制が取れる」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル