多くの女性が日々行っているメイク。「変身できる」「流行に合わせた顔になれる」「新商品が出た時のわくわく感」「コスメを買うとストレス発散」「落ち込んでいてもスイッチが入る」といった声もあるが、6割の人がその出来ばえに自信を持ててないというデータもあり、「毎朝めんどくさい」「ごまかすのにも限界がある」という本音も。
他方、「コンプレックスが解消」「メイクが楽しくなる」「メイク時間が短縮される」「朝起きた時のすっぴんで落ち込まなくなる」といったメリットから、整形を考える人もいるようだが、やはり「失敗するリスク」「お金が高額」「長期間仕事を休む場合もある」という点で消極的になってしまう場合も多いようだ。
そこでAbemaTV『AbemaPrime』では、メイクと整形をそれぞれ極めた2人に話を聞いてみた。
■「自分のお顔はキャンバス」”詐欺メイク”の技術を伝えるYouTuber
メイクやスキンケアなどの“お手本動画“を投稿、若い女性を中心に人気を呼んでいる“美容系YouTuber”。外国人風メイクを発信するチャンネルや、下は小学生から、上はなんと73歳のおばあちゃんYouTuberまで存在する。中でも、奇跡の大変身を遂げる“詐欺メイク“の技術を持つ美容系YouTuberのすうれろさんは、K-POPアイドル風やエキゾチックメイクなど、幅広いメイクのテクニックを持つ。
自身の目尻から濃いブラウンのアイシャドウを入れてグラデーションを作り、液体タイプのアイプチで北川景子さんのような“アーモンドアイ“に。さらに目頭に“切開ライン“を引いて目が大きく見える効果を、下まつ毛を直接アイラインで描き黒目も大きく見せる効果を狙う。そして目の下側にも少しラインを描く。輪郭や鼻に影をつけ、そこにハイライトで光をプラスすることで、鼻が高く見え、小顔効果もあると話す。こうしたメイクを約30分かけて行うと、すっかり印象が変わった。
見事な腕前だが、ここまでテクニックを磨いたのには理由があるという。「20代前半頃、入院することが多かった。お見舞いにお友達などが来てくれるが、顔色がとても悪かった」。体調を気遣い、すぐに帰ってしまう友人達に元気な姿を見せようと、メイクの研究を始めた。「“なんでメイクしてんの?入院してるのに“といじってくれたり、“そんなに顔変わる技術を持ってたの?“と驚いてくれたり」。
退院後も自分の顔にコンプレックスを抱く女性たちとSNSで交流、自らのテクニックを発信しはじめることで、新たな出会いにも繋がっていった。
整形を考えたことは「めちゃめちゃある」。 しかし、「“自分のお顔はキャンバス“みたいに発信をしている。自分の特徴的な、深海魚のようなすっぴんを活かして、毎日違う顔になれたら面白いなと思ったし、そこがみんなの勇気になったら。女性誌をめくるような楽しい感覚で見てもらえたら嬉しいな」と、今日もメイクの動画を発信し続けている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース