角野貴之
【動画】首都圏、初詣のにぎわい=熊倉隆広撮影
2022年元日の初詣は、新型コロナウイルス感染拡大前に比べると人出は少ないものの、「第3波」で感染者が急増していた昨年元日に比べると、少しだけ参拝者が戻ってきているようだ。午前11時半ごろから約1時間、首都圏の寺社を朝日新聞社ヘリコプターで巡った。
多くの人出があった浅草寺(東京都台東区)では、参道の仲見世を横断できないようにして、雷門から本殿へ、スムーズに人が流れるようにしている様子が見られた。寺によると、昨年の三が日には取りやめていた参拝者の本殿への入場を再開した。人出は、コロナ禍前ほどではないものの、昨年に比べると増えたという。
大みそかから元旦にかけての終夜参拝を再開した明治神宮(東京都渋谷区)も、昨年に比べて人出は増えたようだ。コロナ対策のため、参拝者が本殿前に集まりすぎないよう、順番待ちをする場所を目印で示し、奥へと誘導していた。
川崎大師(川崎市川崎区)の広報担当者は「昨年に比べれば多くの方にお参りいただけている。ただ一昨年から前に比べれば、まだまだ」と話す。コロナ対策として、お堂の換気をはじめ、消毒液やビニールカーテンを設置し、参拝を待っているという。
成田山新勝寺(千葉県成田市)は、寺とJR成田駅付近を結ぶ参道にも人の列がみられた。寺では、消毒液を設置するなど対策を施して、参拝者を迎えている。寺の広報担当者は「昨年よりは多いが、コロナ禍前とまではいかないと思う」と話していた。(角野貴之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル