「原発で散々いい思いしたんだ。責任も大熊と双葉がとれ」
2011年の福島第一原発事故を、その50年前の誘致までさかのぼって振り返る演劇を作・演出した。住民同士がいがみ合うセリフが飛び交い、農作物などの風評被害や差別も生々しく描かれる。
母の故郷の福島県で生まれた。千葉県に引っ越すまで野山を駆け回った「原風景」だ。高校で目覚めた演劇を大学で学び、英国留学をへて05年に劇団「ダルカラードポップ」を旗揚げした。戯曲の翻訳などで頭角を現したころ、東日本大震災が起きた。「福島を演劇に」との思いが頭から離れない。
16年、福島を自転車で旅した。…… 本文:587文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
Source : 国内 – Yahoo!ニュース