将棋の谷川浩司九段(57)が17日の対局に勝ち、歴代3位タイとなる公式戦通算1324勝(851敗3持将棋)を達成した。加藤一二三(ひふみ)・九段(79)=2017年6月に引退=の記録(1324勝1180敗1持将棋)に並んだ。歴代1位は羽生善治(はぶよしはる)九段(48)の1438勝(594敗2持将棋)、歴代2位は故大山康晴十五世名人の1433勝(781敗2持将棋)。羽生九段は今年6月、1434勝目を挙げ、大山十五世名人の記録を27年ぶりに更新した。
谷川九段は神戸市出身。1976年にプロデビューし、史上最年少の21歳2カ月で名人に。名人を5期獲得し、引退後に十七世名人(永世名人)を名乗る資格を持つ。タイトル獲得27期、棋戦優勝22回。終盤で相手玉を鮮やかに詰ます妙技から「光速の寄せ」「光速流」の異名を持つ。
谷川九段はこの日、大阪市福島区の関西将棋会館での第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)二次予選で高見泰地(たいち)七段(26)に勝った。
高見七段は「叡王(えいおう)…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル