「3ない運動」を英語で言うと?
日本警察独特の用語が使われる「交番だより」。外国人住民のため、その英訳版をつくろうとした署員たちが知恵を絞っている。
愛知県警北署は昨年11月号から、英語版の「交番だより」を作り始めた。
増える外国人住民にも、犯罪や交通事故に備えてほしい。そんな願いからだ。
そこに立ちはだかったのが言葉の壁だ。「ツーロック」「魔の時間」……。どう訳せばいいのかが分からない。
ニュアンス伝えたくて
「犯罪にあわない・犯罪を起こさせない・犯罪を見逃さない」の「3ない運動」も、日本語ではリズミカルな標語だが、英語でそのニュアンスを伝えるのは難しい。
英訳を担当する北署警務課の職員、荻島千里さん(24)は「3文を直訳してもいいのですが、近しい表現が並んでしまう。日本語の持つ『3ない』のニュアンスも出しにくい」と話す。
上司の同課警部補、舩橋睦幸さん(47)と相談した。
交通事故や空き巣などの発生状況を伝えるため、交番が作る広報紙「交番だより」。英訳しにくい警察用語もあり、TOEIC900点超で海外経験もある職員も悩むといいます。
出した答えは「preven…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル