北海道内では8日、新型コロナウイルスの新規感染者が132人確認された。前日の94人から大きく増えた。死者の発表はなかった。100人を超えるのは緊急事態宣言中だった昨年9月15日(110人)以来。年代が公表された123人のうち41人が20代で、33%を占めた。
クラスター(感染者集団)は新たに2件発生し、空知総合振興局管内の飲食店で従業員5人、江別市内の飲食店で利用客14人の感染がわかった。既存のクラスターでは空知管内の障害者支援施設が計25人、旭川明成高校でも計9人になった。
札幌市は、新たに3人の変異株「オミクロン株」の感染を確認したと発表した。3人とも感染経路が不明で、市中感染の可能性があるという。
3人のうち年齢・性別非公表の1人は、昨年12月28日に関西方面から帰省し、道内に滞在していた。このほか、40代男性と50代女性は札幌市在住で、道外との往来歴がないことから、市内での市中感染の可能性があるという。3人はいずれも軽症で入院中という。
会見した札幌市の山口亮・感染症担当部長は「オミクロン株は感染力が強いとされ、市中に広まった場合は感染拡大が懸念される。感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル