森直由
リニューアル工事中の神戸ポートタワー(神戸市中央区)で14日夜、工事用の足場を覆うシートに、映像を投影するプロジェクションマッピングが始まった。2023年春まで、毎日午後7~10時に30分間隔で、1回あたり約7分間の映像を楽しむことができる。
街とアートを組み合わせて活性化をめざす「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト」の一環で、工事中に姿が見えない間でも、親しみを持ち続けてもらおうと企画した。
第1弾として今年春まで「One and only(ワン・アンド・オンリー)」と題し、泳ぐコイやアジサイ、神戸の街並みや港などを投影する。家族3人で見に訪れた神戸市兵庫区の会社員男性(44)は「神戸にふさわしい映像。ポートタワーが生まれ変わる感じがして、ワクワクした。また見に訪れたい」と話した。投影内容は4、5回変更される予定だ。
神戸ポートタワーは高さ108メートルで、1963年に開業したミナト神戸のシンボル。耐震改修などのため昨年9月下旬から休業し、23年夏ごろの営業再開を目指している。(森直由)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル