広島県呉市の海上自衛隊呉基地で24日午前、海底火山の噴火で被害を受けた南太平洋・トンガの緊急援助に向かう海自輸送艦「おおすみ」(全長178メートル、基準排水量8900トン)に、支援物資を積み込む作業が始まった。準備が整い次第、出港する。
呉基地によると、搭載したのは国際協力機構(JICA)が用意した飲料水(6万リットル)やポリタンク、火山灰を取り除く高圧洗浄機60台など。新型コロナウイルス対応のため、PCR検査をした海自と陸上自衛隊の隊員計約300人が乗り、約10日かけて現地に向かう。
この日早朝から、呉基地に物資を積んだトラックが続々と到着し、隊員らが仕分けをして運び入れた。同艦にはこのほか、海自のエアクッション型揚陸艇「LCAC(エルキャック)」と陸自の大型ヘリコプターCH47各2機、トラックなども搭載する。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル