横山蔵利
米軍三沢基地内の消火システムから消火用水約760リットルが流出した問題で、青森県三沢市は、基地外で行った水質調査の結果を明らかにした。
2カ所で調査し、そのうち1カ所のサンプルから、発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFOS(ピーフォス)」などの濃度が環境省の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム以下)の2倍となった。
市は、基地から同化合物を含む泡消火剤が流出した可能性が高いとするものの、小桧山吉紀市長は「人体や環境にどのような影響があるか不明」とコメントを出した。
今後は、県や国などの関係機関の意見を聞きながら、対応を協議していく方針だという。(横山蔵利)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル