きょう20日(火)は全国的に雨や雷雨となり、非常に激しく降る所がありそうだ。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水、落雷、突風などに注意・警戒が必要となる。また、北日本の太平洋側では気温があまり上がらず、10月並みの涼しさの所もありそうだ。
大気不安定 非常に激しい雷雨も
日本付近は大気の状態が非常に不安定になっている。午前5時現在、日本海側には帯状の雨雲がかかり、関東など太平洋側にも一部、活発な雨雲が見られる。
きょうは前線が停滞し、そこに向かって雨雲の素となる湿った空気が継続的に流れ込むため、東日本や西日本では局地的に雷を伴って、非常に激しい雨が降るおそれがある。
一方、北日本でも低気圧の影響で激しい雨や雷雨になる所があるため、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水、落雷、突風などに注意・警戒が必要だ。
特に午前中は北日本や、そのほかの日本海側を中心に活発な雨雲がかかりやすくなる。午後になると、関東北部など太平洋側でも激しい雨や雷雨に注意が必要だ。
北日本の太平洋側は気温上がらず 10月並みも
オホーツク海高気圧から流れ込む冷たく湿った空気の影響で、北日本の太平洋側ではあまり気温が上がらない見通し。最高気温は仙台で25℃、盛岡で23℃と9月中旬並み、釧路では17℃と10月上旬並みの涼しさとなりそうだ。きのうとの寒暖差が大きくなるため、服装選びや体調管理に注意が必要となる。
北日本の日本海側や北陸、関東でも気温はきのうほど上がらず、暑さはトーンダウン。一方、東海や西日本ではきのうと同じくらいか、それより高めで、蒸し暑くなりそうだ。(気象予報士・多胡 安那)
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