一定の料金を支払って呼んだ女性らと一緒に飲食する「ギャラ飲み」と呼ばれるマッチングサービスをめぐり、店に派遣される女性らに税金の申告漏れの疑いが相次いでいたことが、関係者への取材でわかった。東京国税局は運営会社への税務調査の過程でこうした状況を把握。収入を得ながらも納税についての知識がなく、申告しないケースが多発しているとみられる。
同国税局が調査したのは、東京都内のマッチングサービスの運営会社。ホームページなどによると、利用者はサービスに登録している「キャスト」と呼ばれる女性らに集合場所などを指定して飲食し、キャストは運営会社を介して収入を得る。キャストは20~30代の女性が中心で、人気があると月1400万円以上を得ることも可能としている。
キャストは運営会社との雇用関係はなく、税金が源泉徴収されないため収入から経費などを差し引いた所得が一定額を超えると、所得税を納める必要がある。また、年収が1千万円を超えるなどの基準を満たすと消費税の納税義務も生じる。
関係者によると、国税局は昨…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル