新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、子どもらの学びを止めまいと、先生たちが奔走している。感染した担任の穴をみんなでカバーし、オンライン学習の習熟も進む。記者が大阪市と大阪府枚方(ひらかた)市の小学校を訪れ「コロナ下の教室」を取材した。(加藤あず佐)
「今日も先生たちが交代で授業をしていきます」
3日午前8時半、大阪市西部の市立小学校。4年2組の教室では男性講師(35)が児童らにこう話しかけた。この日はコロナ感染や濃厚接触で7人が休み、教室の空席が目立っていた。
その3日前の昼、担任の女性教諭から校長室に電話があった。「陽性でした。こんなときに申し訳ございません」。ガラガラ声で話す教諭は電話口で泣いていた。
「第5波」より多くても…通常授業続ける
この小学校ではコロナ感染な…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル