実家で見つけた、懐かしい肩掛けバッグ。
おみかんさんが中学生の時に買ってもらったもので、高校を卒業するまで使っていた。
母が片付け中に見つけたそうで、捨てるために出しておいたらしい。
「どうせ捨てるなら、自分でもうちょっと使ってからにしよう」
そう思ったおみかんさんは、自宅に持ち帰ることにした。
自宅でバッグの中身を探ってみると、中から3枚の紙切れが出てきた。
文字は薄れていたが、こんな文字が書かれていた。
「千と千尋の神隠し」「01年08月02日」「16:35の回」
それは20年以上前に見た映画の半券だった。
かなり昔の話だが、タイトルを見てすぐに当時の記憶がよみがえった。
3枚あったのは、当時高校生…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル