関西学院大の学生らが、学内で性暴力に関するアンケートを実施し、その結果をもとに「性暴力防止ハンドブック」を作った。性暴力を「受けたことがある」と答えた人の約4割が誰にも相談できなかったことから、「同世代に性的同意の必要性について知ってほしい」と取り組んだ。
人間福祉学部3年生の3人が、コロナ禍で若年層の予期しない妊娠や家庭内での性暴力が増加傾向にあると知り、昨年7月、学内の教員らの協力のもと、学生に性暴力の実態について聞いた。女性100人、男性32人、その他2人が回答した。
これまでに受けたことがある性暴力を聞くと(複数回答可)、「身体的特徴への言葉の嫌がらせ」20・9%、「同意のないボディータッチ」20・1%、「痴漢」14・9%、「盗撮」9・7%、「ストーカー行為」8・2%、「同意のない性行為」1・5%だった。「ない」としたのは44・8%だった。
加害者は半数以上が面識のない人だったが、友人34・4%、先輩11・5%と続いた(複数回答可)。
誰にも相談しなかった理由に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル