佐賀県の山口祥義知事は2月28日、新型コロナ対応で適用されているまん延防止等重点措置について、6日の期限を延長せず終了してほしいと国に伝えた。報道陣の取材に対し「(新規感染者数は)対前週比で下り傾向。病床使用率も当面30~40%程度で収まると想定しており、今回はいったん解除したい」と述べた。
山口知事は「措置にもメリハリが必要。もっと厳しい状況になった時に打つ手を失うことにもなる」として、長期化した場合の啓発効果の薄れを指摘した。
一方、入院患者の増加につながっている医療機関や高齢者施設での感染防止については、「(感染ペースが速く)間に合わない。無症状のままでの感染も起きており、そこについての効果的な策が見いだせない」と対応の難しさを明かした。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル