トヨタ自動車の取引先の部品メーカーがサイバー攻撃を受け、トヨタの国内の全工場の稼働が止まった問題を受け、経済産業省や警察庁など関係省庁は1日、国内の企業などにサイバーセキュリティー対策の強化を求める注意喚起を発表した。
サイバー攻撃を受けたのは、樹脂部品などを製造する小島プレス工業(愛知県豊田市)。同社によると、2月26日夜にサーバーのウイルス感染と脅迫メッセージが分かったという。サーバーなどのデータを暗号化し、復元と引き換えに身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」による被害とみられる。
注意喚起では「昨今の情勢をふまえるとサイバー攻撃のリスクは高まっている」と冒頭で指摘。ロシアのウクライナ侵攻に絡んだロシアによるサイバー攻撃を念頭においたほか、ランサムウェアによる被害が国内でも増えている状況をふまえたとみられる。
その上で、パスワードなど本…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル