文・伊藤隆太郎、写真・藤脇正真
大空へと突き出した荘厳な威容の宮殿の屋根に、天使の彫像。その視線の先からは、楽しげな歓声が聞こえてきた。
まるで300年前の欧州へ舞い降りたような錯覚へ導かれる荘厳なバロック様式の建築だ。でも、ここは佐賀県有田町。世界の陶磁器文化を伝えるテーマパーク「有田ポーセリンパーク」の一角だ。
再現されているのは、ドイツ・ドレスデンの「ツヴィンガー宮殿」。東洋陶磁器のコレクターだったアウグスト王によって18世紀前半に建てられた。建物内は陶磁器ギャラリーになっているほか、婚礼披露宴などに使えるサロンも備える。
後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回は有田焼のグッズです。
宮殿の前には庭園が広がり…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル