9歳の時に広島で原爆に遭って孤児となり、その後朝鮮半島に渡って24歳まで過ごした友田典弘さん(86)=大阪府門真市=が25日、母校の広島市立袋町小学校で修了証書を受け取った。77年前のまなびやで児童に見守られ、涙を浮かべて感謝の思いを語った。
1945年8月6日、友田さんは袋町国民学校(現・袋町小)4年のとき、校舎の地下室で被爆した。
爆心地から約460メートル。校庭に出ると、低学年の子どもたちが「真っ黒になって死んでいた。歯だけが白くてね」(友田さん)。
学校の記録によると、当時校内には児童約70人がいたが、生き延びたのは地下にいた3人だけだった。現在も健在なのは友田さん1人だ。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル