自宅に大麻を隠していたとして、近畿厚生局麻薬取締部がヒップホップグループ「ET-KING」のボーカル・KLUTCHこと隈部将治メンバー(43)を大麻取締法違反(所持)容疑で23日に書類送検していたことが捜査関係者への取材でわかった。容疑を認め、「自分で使うためだった」と話しているという。
捜査関係者によると、同部や大阪府警が今年2月、情報に基づき、大阪市内の自宅マンションを家宅捜索し、微量の乾燥大麻を見つけたという。
ET-KINGは大阪を拠点に活動。2025年の大阪・関西万博を誘致する応援ソングをつくり、現在も万博の楽曲制作に関わっている。所属事務所は取材に「事実関係を確認中で何も答えられない」としている。
大阪府の吉村洋文知事は25日、応援ソングについて「曲に罪があるとは思わないが、公として使うことは控えたい」と報道陣に語った。18年に所属事務所と包括連携協定を結び、府政のPRなども進めてきたが、「ET-KINGさんに何らかの形でご協力いただくのは難しいという風に思います」と述べ、連携の継続は困難との見方を示した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル