徳島市の内藤佐和子市長に対するリコール(解職請求)に向けて市民団体が市選挙管理委員会に提出した署名が偽造された疑いがあるとして、徳島県警は29日、地方自治法違反(署名偽造)容疑で市役所の選管事務局を捜索した。県警によると、選管に保管されていた約7万1500筆の署名簿を押収したという。内藤市長が「(署名に)同一の筆跡がある」などとして告訴を検討し、県警に相談していた。
署名を集めたのは市民団体「内藤市長リコール住民投票の会」。内藤市長が2020年4月に初当選した際に掲げた、市長給与削減や子育て施策などに「公約違反の疑いがある」と批判。今月4日、解職の是非を問う住民投票の実施に必要な、有権者の3分の1を超える約7万1500筆が集まったとして、署名簿を選管に提出した。
だが選管は24日、審査の結果、有効署名は有権者の3分の1に満たない6万6398筆だったと発表した。選管によると、5千筆あまりを無効署名と判断。同一筆跡や亡くなった人、有権者でない人などの署名が含まれていたという。
住民投票の会は28日、リコ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル