カラスとキタキツネから高病原性鳥インフル 札幌初・哺乳類では国内初 養鶏場への感染に警戒高まる=HTB提供
北海道内で野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス感染が増加し、警戒感が強まっている。昨年10月以降の確認件数は30件に達し、例年の同時期と比較して過去最多を更新。4月に入ってからは札幌市でも初めて確認され、さらに同市内では国内の哺乳類で初となるキタキツネへの感染も判明した。養鶏場の被害は出ていないが、道はみだりに野鳥に触れないなどの注意を呼びかけている。
札幌市内で3月29日、ハシブトガラス5羽の死体が回収され、北海道大で検査をしていたが、今月4日に高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認された。高病原性は感染するとニワトリの致死率などが高く、これまでも道内での野鳥の感染はあったが、札幌市内では初めてだった。
このカラスの死体近くではキタキツネの死体もみつかり、こちらも同型のウイルスへの感染が確認された。環境省によると、キツネはカラスを捕食して感染した可能性がある。国内で哺乳類の高病原性への感染確認は初めてという。
道内では毎年秋にシベリア方…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル