遊園地のプールに浮かぶ遊具の下で、女児(8)が発見され、その後に死亡が確認される事故が起きた。遊んでいた遊具は「エア遊具」と呼ばれる。安全や管理に関する法律はないとされるが、近年、水上で広まる。安全が事業者任せになっている実態が浮かぶ。
事故があったのは、東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプール。15日午後、女児は監視員に発見され、病院で死亡が確認された。
女児が遊んでいたのは、水面に浮かべた大型遊具などで遊ぶ子ども向けエリア「ふわふわウォーターランド」。プールは最も深いところで1・9メートル。利用者全員にライフジャケットの着用を求めていて、女児も身につけていた。警視庁は、遊具の下に潜り込んだ後、ライフジャケットの浮力で出られなくなり、おぼれた可能性があるとみて調べている。事故を受け、今シーズンはこのエリアの営業を取りやめた。
大型遊具は空気で膨らませるもので「エア遊具」と呼ばれている。
製造・販売会社などでつくる「日本エア遊具安全普及協会」(東京)によると、エア遊具は屋外に設置する大型の滑り台などで普及が始まり、約20年前からショッピングセンターの子ども向けコーナーなどでも目立つようになった。
5年ほど前から、海水浴場やプ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル