稲垣亜希乃さん 日光に住み着いた博士課程在籍のハンター
2022年1月14日の朝刊より(肩書や年齢は当時)
ヤマドリを狙って散弾銃を放つと、乾いた音が響き、火薬の臭いが漂う。「五感を研ぎ澄ませ、動物の痕跡をたどるのは楽しい」
東京農工大の大学院博士課程に在籍しながら、銃での狩りに加えて、研究のために週に何度も栃木県日光市の山に入っている。シカの死体がクマやタヌキなど他の動物にどう食べられ、生態系でどう役立っているのか。定点調査を始め、ハンターについていくうちに狩猟にも関心を持ち、修士課程の時に銃猟免許を取った。
東京都出身で幼少時から読書…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル