27日午前11時5分ごろ、奈良県桜井市東田の纒(まき)向(むく)勝山古墳で雑草火災があり、墳丘南東側斜面に生えている竹やぶなど約250平方メートルが焼けた。けが人はいなかった。桜井市教委によると、古墳自体への影響もなかったという。
桜井署によると、古墳の東側に隣接する畑で、男性(79)が刈り取った枯れ草を燃やしていたところ、風にあおられて周囲に燃え移ったという。火は約1時間10分後に消し止められた。
この火事で、古墳の南側にある桜井市立纒向小学校では授業を一時中断し、全校児童約150人が運動場に避難。安全が確認できたため、同11時40分ごろに校舎に戻ったという。
桜井市教委によると、纒向勝山古墳は3世紀ごろに造られた国内最古級の前方後円墳で、全長は約115メートル。墳丘を囲む周濠からは約200点の木製品が見つかっている。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース