彦根市は27日、6月定例市議会に提出する約445億5千万円の令和元年度一般会計当初予算案を発表した。前年度比0・2%減。3月に市議会で否決された当初予算案より約1億9千万円の増額で、中止の方針だった「彦根大花火大会」への補助金、小中学校の机購入費などが復活。同市のキャラクター「ひこにゃん」に関する経費も改めて盛り込まれた。6月議会は3日に開会する。
同市では3月、スポーツ施設の建設事業を継続する一方、教育関連費を削減するなどした予算案に市議会が反発して否決。4~7月の暫定予算が市議会で可決されていた。
予算案での主な見直し18事業は、中止とした「彦根大花火大会」に補助金600万円をつけたほか、小中学校の机・椅子購入費230万円を新たに盛り込んだ。暫定予算に計上されず、運営を委託されている民間団体がインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」による支援金で活動していたひこにゃんの関連経費約3千700万円も改めて盛り込まれた。
このほか、大型事業はJR稲枝駅周辺整備約5千300万円、金亀公園整備約2億円など。大久保貴市長は「暫定予算でご心配をかけている。できるだけ早く関連予算を成立させるよう努力したい」と話している。
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