2023年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の広島開催が決まった。被爆地に、核保有国の米英仏を含む主要国トップが集うのは史上初めてだ。ロシアが核使用の脅しをみせるなか、地元選出の岸田文雄首相は「核兵器のない世界」の実現に向けた歩みを前に進められるのか。ヒロシマの期待は高まっている。
「核はいけないという感覚を共有し、核廃絶に向けた方向性を決める大きな力になってほしい」
被爆者の森下弘さん(91)はこう語った。1964年、平和運動家のバーバラ・レイノルズさんが企画した「平和巡礼」で米国やフランスを訪れ、被爆証言をした経験がある。
記事後半では、G7サミットの広島開催について、地元の受けとめや課題、受け入れ態勢の整備などについて紹介します。
核兵器を持つ3カ国の首脳が…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル