北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、総務省は21日、無免許で無線局を開設していたとして、運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長を電波法違反の疑いで網走海上保安署に刑事告発した。免許を持っていた簡易無線8局についても、有効期限の7月5日まで運用停止とする行政処分を出す。
総務省は、沈没事故を受けて、知床遊覧船の無線の使用実態を調べていた。桂田社長らへの聞き取りなどの結果、免許を受けずにアマチュア無線局を開設していた疑いが確認されたという。事故時に無免許の無線が使われていたかどうかについては、「調査中」として明らかにしていない。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル