福田祥史
茨城県牛久市は23日、住民税非課税世帯への臨時特別給付金で、対象外の1人に10万円を誤って支給していたと発表した。間違って振り込まれた人に連絡したのは、誤支給が判明してから約1カ月後、公表したのはその1カ月後だった。
市によると、4月下旬に対象外の人に支給していたことが判明。5月20日になって、相手に謝罪し返還を求める文書を送付した。反応がなかったため、6月上旬と中旬に2回電話をしたが本人と接触できなかった。22日に報道機関から他の自治体で相次いだ外国人への誤支給の有無を問われ、23日に公表することにしたという。
本人への連絡が約1カ月後だった点について、市保健福祉部の内藤雪枝部長は「(誤支給の)原因や他にないかの精査に時間がかかった」。公表時期については、「当事者への対応に時間をいただいた」と説明。いずれについても「きちんと対応した」と述べ、問題はないとの認識を示した。(福田祥史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル