競輪場では猫がよく生まれるのだという。
その日も、連絡が来た。「川崎競輪場で、猫が生まれている」
急ぎ車を走らせた。生後1週間ほどの三毛猫。弱々しく鳴いていた。動物病院に連れて行き、検査を受けた後に、自分の家へ連れて帰った。飼い猫も寄り添う。子猫はミルクを飲み始めた。
あーよかった。そして、あーかわいい。
ただ、まだ排泄(はいせつ)も自分でできない。4時間ごとの授乳も必要だった。さて。どうする。
競輪選手の小林莉子さん(29)の育児が始まった。
そもそも、なぜ競輪場に猫がいるのか。
育てた猫は10匹以上 選手の「授乳リレー」も
競輪選手は日本各地にある競…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル