安倍晋三元首相(67)が8日、奈良市で参院選の街頭演説中に銃で撃たれて殺害された事件で、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が奈良県警の調べに、安倍氏襲撃について「最終的に決めたのは7月に入ってから」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
山上容疑者は5月に勤務先を退職。「金がなくなり、7月中には死ぬことになると思った」と供述し、「その前に安倍氏を襲うと決めた」と話しているという。県警は経済的な困窮が事件の引き金とみている。
山上容疑者は大阪府内の人材派遣会社に登録し、京都府内の企業の倉庫で勤務していたが、「体調が優れない」などとして今年4月に退職を申し出た。5月15日に退社し、以降は収入はなかったという。
捜査関係者によると、山上容…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル