離島の新潟県粟島浦村との定期航路を運航する第三セクター「粟島汽船」は15日、40代の男性総務部長と50代の男性総務課長が、役職手当などと偽って計約1530万円を不正に受給していた、と発表した。いずれも懲戒解雇処分としており、刑事告訴も検討しているという。
同社によると、2人は昨年3月~今年5月、社長名義の「給与改定通知書」を偽造して担当の事務員に渡すなどし、給与を不正に増やしていた。部長が課長に指示していたといい、不正に得た額は部長が約947万円、課長が約590万円という。
同社の聞き取りに対し、部長は「膨大な業務で休日もなく過ごしてきた。このくらいのお金をもらってもいいと思った」とし、「旅行や飲食費、車の購入に充てた」と説明。課長は「部長の指示だった」と話しているという。
同社の本保建男社長(粟島浦…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル