新型コロナウイルスの感染再拡大は止まる気配をみせない。これまで感染の波が繰り返すたびに保健所の業務は逼迫(ひっぱく)してきた。第6波の感染急増では、政府方針を受けて東京都などは、保健所の健康観察業務を減らす対応を取ったが、それでも逼迫した。保健所は新たな波を同受け止め、どう備えているのか。
東京都江戸川区の江戸川保健所では、効率化を目指し業務の見直しを進めてきた。第6波の1月中旬からは、重症化リスクが高いと判断された感染者は保健所の本体で健康観察などを担当し、分室ではリスクが低いとされた感染者を受け持つ体制に変更。分室では現在、普段はコロナを担当していない区からの応援職員らが役割ごとに部屋を分けて作業する。「発生届入力」のほか、自宅療養中の感染者とやりとりする「架電調査」「ローリスク健康観察」「電子調査」といった具合に業務を分ける。
感染者への症状確認も4月か…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル