社会保障制度改革の議論に向けて、安倍政権が新しい会議の設置に動き出した。厚生労働省の審議会などでも同様の議論が始まっているが、サービス利用者に負担増を求めるメニューが並び、課題も少なくない。新会議が主導する形で議論が進むとの見方もある。▼1面参照
2日は年金制度改革の柱の一つ、厚生年金のパートらへの適用拡大について、まずは厚労省の有識者懇談会で年金財政検証の結果を踏まえた議論が始まった。
いまの加入要件は、「従業員501人以上の企業で週20時間以上働き、賃金が月8万8千円以上」など。財政検証では、企業規模や賃金の要件を緩めれば対象者が増え、将来の年金水準が高まることが確認された。…… 本文:971文字
朝日新聞社
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