高嶋将之
相次ぐ特殊詐欺被害を防ごうと、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの「BIGBOSS」こと新庄剛志監督が1日、警視庁の「STOP!詐欺」広報大使に就任した。東京都港区で開かれた委嘱式に出席し、「詐欺まがいのことは僕がストップさせる気持ちでこれから動いていきたい」と意気込んだ。
新庄監督は警察官の制服姿で現れ、敬礼のポーズ。自身が出演した特殊詐欺の啓発動画が上映されると、「はずかしんじょう」とはにかんだ。動画は同庁ホームページやSNSなどで公開される。山本仁副総監は「都民・国民を守る強い力の象徴として、日本だけでなく世界で活躍され親しまれている新庄さんに就任をお願いした」と話した。
警視庁によると、今年1~5月に認知された特殊詐欺被害は1126件で、総額約22億円。手口別では、親族を装うオレオレ詐欺が被害件数・金額ともに最多で、322件約9億7千万円。医療費の返還をかたる還付金詐欺が304件計約4億4千万円と続いた。(高嶋将之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル