小学校2年生の時から始めた新体操で1年前、インターハイ出場を果たした。今、舞衣子さん(19)は200年の伝統を誇る新潟市の古町芸妓(げいぎ)としてお座敷にあがり、日本舞踊の稽古にいそしむ。
「自分の知らない事を学べるのは幸せです」と目を輝かせる。お座敷で新潟弁の意味や成り立ちを聞いたり、社会人としての正しいマナーを身につけられたりと、充実した毎日を過ごす。
地元の小中学校に通い、高校には新体操のスポーツ推薦で進んだため、「高校を卒業したらどうしよう」と初めて真剣に進路を考えた。自分に向き合う中で、幼少の頃に出会った芸妓への憧れが再燃した。あでやかな日本舞踊を舞う姿に心を奪われたという。
「やりたいことだけを一筋に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル