tvkニュース(テレビ神奈川)
きのう川崎市多摩区の路上で小学生などが刺され2人が死亡、17人がケガをした事件で、死亡した容疑者の男が長年仕事についておらずひきこもりの状態だったことが分かりました。
この事件は、きのう午前7時40分頃、川崎市多摩区登戸新町の路上で小学生や大人合わせて19人が包丁で刺されるなどし、小学6年生の栗林華子さんと外務省職員の小山智史さんが死亡したほか、17人が重軽傷を負ったものです。県警によりますと、児童らを刺したのは川崎市麻生区の岩崎隆一容疑者で、犯行後、自分の首を刺して死亡しています。川崎市によりますと、市の精神保健福祉センターがことし1月まで岩崎容疑者の親族からおよそ1年2カ月にわたって面接や電話で相談を受けていたということです。相談の内容は、同居する伯父と伯母への介護サービス導入で外部の支援者が出入りすることについて、岩崎容疑者が長年仕事についておらずひきこもりの状態のため反応を心配しているというものでした。岩崎容疑者はことし1月の手紙のやりとりで「食事や洗濯は自分でやっている」などと意思を示し、当時は落ち着いた様子だったということです。一方、一夜が明け、19人が刺された犯行現場では、哀悼の意を込めて、人々が花を手向けていました。その後の、県警への取材で岩崎容疑者は自宅の最寄りの小田急線の読売ランド前駅から登戸駅まで電車で移動し、そこから徒歩で線路沿いを通って犯行現場に向かったということです。また、男は最初に小山さんを刺した後に、児童らを襲ったとみられ、その犯行時間はわずか十数秒だったとみられています。岩崎容疑者の自宅にはきょう午前10時過ぎから県警の捜査員10人ほどが家宅捜索に入っています。県警では、家宅捜査を進め、自宅から押収した物から岩崎容疑者の動機などを調べています。
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