東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は7日、大会スポンサーだった駐車場サービス「パーク24」(東京都品川区)の本社を、関係先として新たに家宅捜索した。担当役員らから任意の事情聴取も行った。大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)が複数の企業のスポンサー選定に関わった経緯などを、幅広く調べているとみられる。
パーク24は2018年7月、大会スポンサー「オフィシャルサポーター」になった。組織委はスポンサーの獲得業務を広告最大手「電通」に委託。関係者によると、パーク24の契約は協力店として再委託を受けた広告大手「ADKホールディングス」が関わった。特捜部は7月にADKも捜索している。
パーク24は、日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏も社外取締役を務めている。取材に対してパーク24は捜索を受けたことを認め、同社の役員や社員を容疑者とした捜索ではないと説明。「捜査に全面的に協力する」と答えた。
高橋元理事に対する一連の事件で特捜部は8月、紳士服大手「AOKIホールディングス」ルートについて、5100万円の受託収賄容疑で逮捕した。勾留期限の今月6日には、AOKIルートで起訴したうえで、出版大手「KADOKAWA」ルートで再逮捕した。賄賂額は約7600万円とされた。
AOKIとKADOKAWA…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル