角拓哉、松本英仁
大きな災害が起きたら、日本語に不慣れな外国人に正確で必要な情報をどう伝えるか――。
北海道のほぼ全域が停電した「ブラックアウト」が起きた2018年9月6日の胆振(いぶり)東部地震で顕在化した課題だ。道内は在留外国人だけでなく、コロナ禍前のインバウンドで外国人観光客が多かった。日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の発生が予想されるなか、各地で支援のあり方が模索されている。
「地震のあと蛇口をひねっても水が出なくなった。トイレも流せない。ペットボトルの水もあとわずかだ」
胆振東部地震の2日後。札幌…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル