サッカーJ2のモンテディオ山形のサポーターが、J2・アルビレックス新潟のイッペイ・シノヅカ選手(27)=ロシア国籍=に対し、SNS上で侮辱する投稿をしていたことがわかった。山形は「投稿は到底看過できるものではない。発言者に然(しか)るべき対応を行う」などとするコメントを発表した。
山形がホームで新潟と対戦(1―1で引き分け)した1日午後、サポーターの一人がツイッターに、シノヅカ選手を人種的に差別する文章を投稿。両クラブのサポーターなどから批判が殺到した。約15年にわたって山形を応援している東根市の男性(48)は「多くのサポーターが多様性を大切にしている中、選手の心を傷つける悲しい投稿だった」と語った。
山形は試合後、ホームページに声明文を発表し、関係者らに謝罪。「個人や集団を攻撃、脅迫、侮辱する行為や発言については法的措置も辞さない強い態度で臨む」としたうえで、「全ての人たちが元気に暮らせる社会を創り上げていく」と強調した。差別発言を投稿したサポーターは翌2日までに、ツイッター上で謝罪し、投稿を削除した。
■選手らへの人種差別相次ぐ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル